ホーム研究活動学生が挑む!研究紹介ムラサキイモを用いた機能性食品の開発 ムラサキイモを用いた機能性食品の開発 2010年10月15日 平成20年3月卒 調味食品学研究室 生物産業学部食品科学科 鈴木宏太郎 目の疲労回復や抗酸化作用など、さまざまな機能性が期待されているアントシアニン色素。これを多く含み、食味も良いとされる紫甘藷「パープルスイートロード」を用いて、機能性が多く残存する食品を開発しようというのが私の研究テーマです。食味を考慮すると機能性が下がるなどバランスをとることが難しかったのですが、いくつもの試作品を製造し、測定項目ごとに機能性成分などの抽出を行って分析する作業に時間をかけました。パープルスイートロードは千葉県で栽培が推奨されているのですが、新しい品種のため、利用法がまだまだ乏しいのが現状です。今後の研究によって新たな利用法が開発されれば、消費の拡大や地域の活性化につながるのではないでしょうか。私の実家は茶園を営んでおり、茶の栽培から販売までを行っているのですが、茶以外の製造販売も行いたいと考え、こうしたテーマを選びました。 前のページ 次のページ