東京農業大学

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学生が挑む!研究紹介

新しいタイプの酢にチャレンジ

2010年10月15日

平成19年3月卒 食品分析化学研究室 オリエンタル酵母工業勤務 菅孝太郎

研究室では健康に良いといわれる原料を使って実験室レベルでのお酒をつくる研究をしています。お酒が作れるのなら、そこから酢もつくれるのでは…という発想からはじめたのが私の卒論です。原料の希釈液に酵母を添加してアルコール発酵させて、酒を作ります。その酒に酢酸菌を培養したタネ酢と呼ばれる培養液を添加、再び発酵させて酢にするという工程です。日本酒や醤油、味噌は実習でつくりましたが、酢は始めて。研究室でも酢酸菌を使うことはほとんどなく、試行錯誤の連続でした。そんなとき、研究室、ときには研究室を越えて先輩や先生からアドバイスをいただいたり、一緒に考えてくれたり。人の優しさが身に染みました。  学生時代に試行錯誤し、いろいろな原料を使って健康に役立つ食品の研究が出来たことは、大きな自信につながっています。研究室で学んだたくさんの技術は、現在仕事を進める上で大いに役立っています。
  • 両親が調理師。自然と食べること、食品への関心が高まり、東京農大へ。

  • 大学までは自宅から通学。乗車時間が1時間半、徒歩30分。日頃の睡眠不足も解消?

  • 醸造学科に入って改めて発酵の力、不思議に脱帽。最初につくったメープルシロップ酢は途中で発酵が停止。「多分、糖度が高すぎた」。失敗も振り返ればいい思い出に。

  • 菌株保存室から取り寄せた乾燥凍結菌体の入っているカプセルの蓋の開け方を間違えて半分以上ダメに…。「文献だけではわからない。何事も体験してみないとわからないことを実感」。

  • 造り酒屋の息子、35歳の同級生…。全国からユニークなキャラが大集合。友達からはたくさんの刺激を受けた。

  • 趣味はラーメン店めぐり。週に3回はラーメン。ラーメン激戦区の世田谷は格好のエリア。ちなみに醤油トンコツこってり系がお好み。

  • 就職先は日本で最初にパンイーストを販売した会社。「現在も日本で売られているパンの二つに一つは当社のイーストです」。現在、大阪で新プロジェクトの製造部門に所属。初めての一人暮らしを満喫中。

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