ホーム研究活動学生が挑む!研究紹介庭園の主役「マツ」の植栽技法を生態学的に考える 庭園の主役「マツ」の植栽技法を生態学的に考える 2010年10月15日 平成20年3月卒 環境植栽学研究室 株式会社筑波ランドスケープ 鈴木豊 日本庭園において欠かせない樹であるマツ。このマツは維持管理が必要であり、その方法のひとつとして「みどり摘み」という技法があります。これは、その年に出る芽の数を増やすために、前年の芽が成長し新しい枝になったものを適切な長さで摘むこと。この「みどり摘み」の時期と剪定方法の違いによる新芽発生と成長に与える影響を考察しました。植物の成長と季節の移り変わりは待ってくれません。大事なのは、早い時期からの行動と実験を継続すること。代々受け継がれている造園の植栽管理技術を生態学的な視点から見ていくことで、理想的な樹形を考えた管理にも役立てていけると思っています。私の実家は造園を営んでおり、将来は、家業を継ぎ、「人」が「緑」に触れられるプライベートな空間を創造・提案できる造園家を目指しています。そのために、これからもさまざまな知識や技術を吸収しながら成長していきたいですね。 前のページ 次のページ