東京農業大学

メニュー

学生が挑む!研究紹介

種の多様性を誇る昆虫の調査方法について

2010年10月15日

平成20年3月卒 緑地生態学研究室 JAたかつき 竹内利江

神奈川県秦野市の里山で、ビオトープの施工前後での昆虫相の変化調査を研究室の有志4人で行ったことがありました。そこで実感したのが昆虫の種類の多彩さ。全生物種の4分の3を占める昆虫の調査・研究では、効率的な捕獲の方法が不可欠です。皆さんもご存知の、ビンの中に糖蜜などを入れて地面に埋設する方法(ベイトトラップ)をはじめ各種のトラップがありますが、飛翔する虫に対してよく用いられるのがFIT(フライトインターセプトトラップ)というトラップです。私はFITの効率的な利用を、その普及も含めて研究テーマとしました。場所や高さを変えてFITを設置。捕獲した小さな虫たちを顕微鏡と図鑑で同定する作業は苦労しましたが、論文ではコウチュウ類の効率的な捕獲指標を示すことができたと思います。実習の多い環境緑地学科で過ごした2年間は密度の濃いものでした。大学で学んだ環境アセスメントの手法などを、今後に活かしていきたいと思っています。

checktheweb_0243_img_02.jpg

checktheweb_0243_img_03.jpg

checktheweb_0243_img_05.jpg

checktheweb_0243_img_04.jpg

checktheweb_0243_img_06.jpg

checktheweb_0243_img_08.jpg

checktheweb_0243_img_09.jpg

checktheweb_0243_img_07.jpg

ページの先頭へ

受験生の方