東京農業大学

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学生が挑む!研究紹介

動物介在教育の手法で高まる食育効果を検証

2010年10月15日

平成22年3月卒 畜産学研究室 (現動物資源利用学研究室) 動物病院勤務 柴崎真由美

小学生に食と命のつながりを学んでもらうことをめざし、アニマルセラピーと、食育を結びつけた研究活動に取り組みました。私たちは、動植物の命をいただいて自らの命をつないでいます。教育現場では栄養学の一環としてとらえられがちな食育ですが、命を学ぶという要素を取り入れることで、食育の効果も高まるのだろうと思ったからです。大学近隣の小学校にご協力いただき、児童を2つのグループにわけ、一方にはウサギやモルモットと触れ合う体験プログラムを、もう一方には動物に関するクイズや紙芝居だけで、直接触れ あう機会のないプログラムを実践しました。後におこなった意識調査で、前者により高く、動物に対する興味・関心や、命を支える産業動物の存在への気づきを確認することができました。プログラム自体が一緒に考えながら学ぶというものだったので、児童と意見交換しながら、触れ合いの際もミミズを見つけて「ニワトリにあげてもいい?」と聞いてきてくれたり、子供たちが考えながら楽しんでいる様子が印象的でした。この研究を通して、人と動物の両方に関わりたいという思いが一層強くなりました。動物病院に就職を決めた理由は、飼い主とペットの関係を支える現場だと感じたからです。伴侶動物は一番身近な人間と動物とのかかわりを象徴する動物です。言葉のない彼らに関わるヒトはたくさんのものをもらい、感じることができるのだと思います。そんな人たちに関わり、相談に乗ることができたらと考えています。もちろん、動物の命を守り救うことが第一の仕事です。動物の命と飼い主さんの心を守るお手伝いをする、そんな看護士になりたいと思います。

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