東京農業大学

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学生が挑む!研究紹介

被覆資材の違いが作物栽培にどう影響するのか

2010年10月15日

平成21年3月卒 園芸学研究室 (現園芸生産学研究室) 農学部農学科編入学 市川茉莉子

べたがけ資材は市場で安価に購入することができ、作物の保温・凍霜害防止や遮光・昇温防止などトンネルと類似した効果や、防風、防虫などの効果も期待できるため、多くの農家で使用されています。しかし広く普及していたべたがけ資材のタフベルは現在では製造中止となったので、代わって注目されているのが、タフベルと同じPVA(ポリビニルアルコール)を原料としているPVA織物です。私は空隙率を変化させることで、このPVA織物がタフベルと同等の効果を示すかどうかを、他の既存の資材と比較しながら調査をおこなう研究を実施しました。研究では微気象を扱うため、晴天日以外の日のデータは資材間の比較が難しいうえ、試験期間中は雨や雪になることも多く、気象観測のチャンスがあまりありませんでした。そんないくつかの苦労もありましたが、資材によって、コマツナの成長がかなり異なるという結果を得ることができ、効果の違いを目で確認できたのは、私にとって大きな成果だったと思います。この学科では農業だけでなく畜産をも学ぶことができ、研究分野も4つの部門に分かれていますが、全ての部門を学習し、実習することができるので、他の学部では経験できないような、より深い勉強ができたことにとても満足しています。将来は、この研究で得たこと、さらに編入先の農学部農学科で学んでいくことを生かせるような農業に携わる仕事に就き、経験を積んだうえで、いずれは実家の農業を継いで経営を発展させていきたいと思っています。

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