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学生が挑む!研究紹介

2年次から研究室のゼミ活動が本格化牛肉の生産・流通の課題とTPP問題を考察しました

2015年1月8日

平成25年3月卒 流通経済論研究室 (現・戦略的マーケティング研究室) スターゼン(株)勤務 辻拓弥

2年次から研究室のゼミ活動が本格化 牛肉の生産・流通の課題とTPP問題を考察しました辻 拓弥食料生産のシステムを学びたい  実家が食肉の卸売業を営んでいることもあって、食料生産のシステムに興味があり、食品の流通や市場の仕組みなどについて学びたいという希望がありました。そして道内でも食料生産が盛んなオホーツク地域なら、実践的な学習ができるだろうと考えたことが、この学科への志望動機につながりました。また、札幌の北海高校在学中から本格的にフィールドホッケーを続けてきた自分が、大学スポーツではどこまで通用するか試したいという気持ちと、高校までとは異なるより自立した環境のなかで生活することによって、自分自身を成長させたいという思いもありました。 ジャガイモ栽培や乗馬にチャレンジ  産業経営学科では、4年間を通じてゼミの学習が必修になります。1年次は入学時のクラス編成のような形で、学生はそれぞれ指定されたゼミで学び、レポート作成の方法やグループディスカッションなど、大学での学びの進め方を理解しました。また体験実習の一環として、実際に地元の生産者のお話を直接聞いてまわるフィールドワークの基礎を体験したほか、ゼミ別にジャガイモを植え、秋の収穫後に出来栄えを競うという実習で、自分のゼミが優勝したときはうれしかったです。ほかにも乗馬体験や、海岸の清掃活動など、キャンパス外でおこなう実習が多いことが印象に残っています。魅力にあふれたゼミ活動と現場視察  ゼミの2・3年次は週に1回、主に流通学や最近の時事問題についてみんなで意見交換を実施しました。また卒業論文の制作を想定した、先生による指導や、個々の学生によるレポート発表の時間もあり、4年次に向けた準備を進めていきました。ゼミの研修旅行では、企業訪問や実際に市場でおこなわれるセリを見学するなど、それまで学習したことを自分の目や耳で体感することができました。ゼミでは所属する学生間の縦のつながりも強く、研究室全体の懇親会では2・3・4年生が一堂に集まるので、先輩や後輩との仲が深まり、忘れ難い時間をすごせたこともゼミの大きな魅力でした。  4年次のゼミは卒論の制作が活動の中心になりますが、その過程では先生が何度も本当に親身になって指導をしてくれました。私が取り組んだ卒業研究のテーマは「わが国における牛肉の生産と流通が抱える問題点および今後の課題」というものでした。就職内定先が国内外の食肉(主に牛肉)をあつかい、大手外資系ハンバーガーチェーンのパテ用食材のほとんどを納めている企業だったこともあり、この研究で牛肉についての知識を養うのと同時に、食肉のみならず「食」全般に対しての意識を高めたいという気持ちがあり、このテーマを選択しました。  卒論制作のための研究活動を通じて、たとえば過去の社会の食肉消費の歴史を調べたときには、かなり高級な牛肉であっても、景気の良い時期には消費が伸びていたことがわかり、経済と食の消費との密接な関わりを知ることができました。また、日本のTPP交渉参加を想定して、牛肉市場への影響をじっくりと考察したことで、流通に対する私自身の考え方もより柔軟であるべきだと気づかされました。卒業研究によって、広い角度から物事をとらえることができたと思っています。

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