
メニュー
会計学から日本農家の将来を考える
2010年10月15日
平成20年3月卒
会計学研究室
農業自営 長島剛

卒論のテーマは、「今日の農業法人と規制緩和が及ぼす影響」です。日本の農業は家族経営がほとんどのため、曖昧な経営管理が多く、他産業と比べて雇用面・経営面・発展性で後れをとっています。私は会計学を通して、農業の法人化をはじめ規制緩和による他産業(株式会社)の農業参入などを考察しながら、今後の農家の発展していく方向性を研究内容として取り組んできました。特に株式会社による農業進出は、農業用に取得した土地の転用などの危険性が指摘されていますが、私は、新たな雇用の創出や遊休農地の活用などから見てもメリットは多いと考えています。さらに、農業内で競争力が生まれ、経営の重要性なども認識されるようになると国内の食料自給率のアップにもつながるのではないでしょうか。大学で学んだ会計学はもちろん、アルバイトなどを通して触れた北海道の大規模農業から学んだことを、将来は自分自身で実践していきたいと思っています。
ページの先頭へ