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東京農大生と共に地元を盛り上げていきたい
2010年10月15日
平成19年3月卒
網走信用金庫勤務 小保根洋子

網走は地元ですから、小さい頃から東京農大のことはよく知っていました。特に、市や、商工会と協同で、まちづくりのイベントなどを盛り上げている東京農大生には大きな共感をおぼえたものです。私も地域に根付いた勉強をしたい、しなければと、ごくごく自然に志望したという感じでした。
実際、ロードサイドには多くの大型店が進出し、古くからの商店街は大きなダメージを受けています。すでに諦めている方もいますが、何とかしなければと前向きな方もいらっしゃる。そういう方たちと共に、地元の学生、つまり東京農大生が立ち上がらなければと、私なりの分析と活性化の私案を作りました。
人が集まるようにするためのテナント戦略、公共交通網の整備、駐車場の整備や買い物客への特典、そして何より、情報の提供といかに広く周知させるかという点などを論文にまとめました。地域全体が考えていくべき、切実な課題だと今も思っています。
「地元の良さが改めてわかった」卒業研究だったという。「外部からやってくる多くの農大生が良い刺激に」なっているとも。ただし、商店街振興のためには「これまでのような行政中心のやり方ではダメですし、行政の支援目当てというのもダメ」。
自分たちで立ち上がり、組織として意識を統一させることがスタートでは」と、地元を思う気持ちは真剣そのもの。
全国から学生が集まるので「全国に友だちができました。出身地域が全国規模なのも農大オホーツクの魅力だと思いますよ」。
「スキー、スノボ、わかさぎつり…と、ここでしかできない体験もたくさんあります」と、地元アピールも忘れない。
研究室の先生が学科長で、「大学と市との連携の責任者みたいなポジション」だったことも、「第一線に立ち合えた気がする」という。
卒業間際になって、「もっともっと研究室を活用して勉強すればよかった」と、ちょっぴり心残り…。
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