東京農業大学

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学生が挑む!研究紹介

タンパク質の構造と機能を解明

2010年10月15日

平成19年3月卒 生物化学研究室 (現食品微生物化学研究室) 大学院生物産業学研究科 生物産業学専攻博士前期課程 三上晃史

ボツリヌス毒素の医療分野での可能性を追求しています。ボツリヌス毒素の構造はとても特徴的で、毒素タンパク質とそれを保護する無毒タンパク質で構成されています。毒素を薬となるホルモン製剤などに置き換えることができれば、効率よく体内の必要な箇所に薬を届けるドラッグデリバリーシステム(DDS)への応用が期待できます。  私はDDSへ応用する際には不可欠となる、ボツリヌス毒素の「構造」について研究しました。さまざまな生化学的な手法や、電子顕微鏡観察、さらにはX線による結晶構造解析など、世界的にも最先端の技術を使って、毒素と無毒タンパク質の複合体構造を解析しました。  この研究室、実は世界的にも認められているんですよ。私も学部時代に、先輩方と共にボツリヌス毒素の結晶構造解析という、世界的な仕事に携わり評価されました。私はここで、まだ誰も踏み込んだことのない未知の領域に挑戦する楽しさと喜びを実感しています。
  • 「大学院への進学は、結構迷いました。今の研究は続けていきたいが、自分にそこまでの覚悟はあるのか、なかなか吹っ切れませんでした。就職活動もやり、じつは内定をいただいた企業もあったんです」。しかし、思い切って進学を選んで正解だったと今は思っているという。

  • オホーツクの壮大な大自然の中にいると、人に対しても、学問に対してもすんだ気持ちで接することができる。

  • 「研究に行き詰まったら、仲間を誘ってキャンパス裏の山へキノコ狩りに行きます。自然の中でリフレッシュすると、不思議といいアイデアが浮かびます」とのこと。

  • サークルの乳製品研究会では、朝イチに牧場から仕入れた牛乳でアイスクリームを作る。「超美味です!」

  • 「高校までは受け身の生活でも成り立ってきたと思いますが、大学では自分で動かなければ何も動かないことを実感するでしょう。逆に自分で動けば、色々なことに挑戦できる。それを身を以て実感してください」と後輩へのエール。

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