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学生が挑む!研究紹介

襟裳岬の秋サケ定置網漁のアザラシによる漁業被害を調査

2012年12月7日

平成24年3月卒 水産資源管理学研究室 静岡カントリーグループ勤務 大山奈緒子

ゼニガタアザラシは戦後の一時期、個体数が激減したため絶滅危惧種として保護の対象になりましたが、現在は増加が進み、漁業者にとってはむしろ漁獲物を食い荒らす害獣となっています。とくに襟裳岬では、秋サケ漁期に毎年漁業被害が続出していますが、絶滅危惧種なので漁業者は有効な防除策をおこなえないままでいます。なんとか打開策を見出せないかと思った私は、少しでもそのきっかけになればと、襟裳岬の被害の実態を探る研究をおこないました。秋サケ定置網漁の期間である8月末から3ヵ月間、襟裳岬でデータ収集を実施。毎日朝5時からとお昼の12時半からの1日2回、漁船に乗せてもらい調査を続けました。その後データ解析をし、襟裳岬におけるゼニガタアザラシの生息状況と漁業被害の現状を報告する論文を完成させました。今回の報告が基礎データとして今後の継続的な調査に活かされ、漁業者とアザラシが共存できる良策の構築につながることを期待します。

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