東京農業大学

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学生が挑む!研究紹介

網走川に住む魚類を投網を用いて調査研究

2010年10月15日

平成21年3月卒 水圏生物科学研究室 (現水産資源管理学研究室) 湧別漁業協同組合勤務 竹内裕人

オホーツク海について学んでいるうちに、河川環境は魚類の生息にとって非常に重要であり、海と密接に関係していることを知りました。そこで私は、網走川の全域において投網で魚類相の季節変動と河川環境情報を調査し、それぞれの魚種がどういった要因によって、ある場所、ある時期に存在するかを明らかにするために、出現要因の解析をおこないました。苦労したのは投網を投げる技術の習得です。破れた投網の修復は、実に根気のいる作業でした。それだけに、網の中で銀色に輝くサクラマスが目に飛び込んだ瞬間と確かな手ごたえには、心が震えましたね。網走川の豊さも実感しました。しかし近年、河川の護岸工事により生態系の乱れが懸念されています。人と生物が共生できる環境が100年後も変わらなく残されていることを願うばかりです。東京農大で学んだ知識・技術や、アルバイトを通して実際に漁業の現場に携わった経験を生かし、網走圏の漁業の発展に寄与したいと考えています。

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