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学生が挑む!研究紹介

北海道の自然や農業にたくさん触れ卒業研究ではジャガイモをテーマに

2014年12月10日

平成25年3月卒 作物生産管理学研究室 北海道庁(農業普及職員)勤務 加藤寛子

北海道の自然や農業にたくさん触れ卒業研究ではジャガイモをテーマに加藤寛子実学主義ということばに魅かれて  実家がお米の生産と肉牛を飼育する農家だったため、幼いころからの手伝いを通して自然と農業に興味をもつようになりました。数ある大学の中でも母が勧めてくれたのが東京農大でした。教育理念の「実学主義」ということばが強く印象に残ったこともあり、調べるうちに、北海道の広大な土地でフィールドワークを通じて実践的に農業を学ぶことができるオホーツクキャンパスに魅力を感じ、推薦入試で受験しました。 生物生産を多角度から学ぶ  ひとり暮らしは大丈夫かな? 友だちはできるだろうか? といった不安も多少は抱えて入学しましたが、大学生活がはじまるとそんな心配もすぐに解消され、楽しく充実した生活が待っていました。入学直後に1泊2日の学外オリエンテーションがあり、そこでたくさんの友だちができました。バレーボール部でもやさしい先輩ばかりで、生活や学習面、アルバイトなど多くの面でアドんどの学生が実家から遠く離れてのひとり暮らしのためか、近所同士で食材を分け合ったり、周囲の人たちとの支えあいが生まれ、絆が深まっていくのを感じました。  1・2年次のときに受けた授業や実験、実習は自分が興味をもっていた作物生産の分野だけでなく、植物資源、バイテク、動物管理など、多角度から生物生産を学ぶことができ、生産全般についての視野を広げることができました。実習先は網走寒冷地農場や大学の家畜舎、ファイントレール、農家、原生花園、知床、ジャガイモの澱粉工場、東藻琴乳酪館など幅広く、とても多くの刺激を受けました。とくに地元農家に出かけての実習は、生産者の方からじかに作業を教わることができ、より実践的でした。 ジャガイモそうか病の研究  研究室活動は3年次からの必修です。広大な寒冷地農場や地域の生産者の畑をかりて作物を育てながらおこなった研究はやりがいがあり、充実感でいっぱいの毎日でした。また、研究をするだけでなく研修旅行やソフトボール大会、調査・研究の打ち上げなどイベントが多く、研究室活動は学生生活の仲間と最高の思い出が作れる場でもありました。  3年次は先輩の研究のお手伝いもさせてもらいました。手伝いながら調査や実験の手法、知識をじっくり身につけ、4年次になると、春から秋にかけて卒業論文のための調査・研究をおこないました。  北海道を代表する作物であるジャガイモの病害を防除することに興味をもち、卒業研究で「UFホルム窒素肥料とそうか病防除微生物資材の組み合わせによるジャガイモそうか病に関する研究」というテーマに取り組みました。 研究は簡単に成果があらわれるものではありませんが、一年間の活動を通してジャガイモと向き合ったことで、将来、生産者のために力になりたいという気持ちをより一層強くもつことができたと思います。  卒業後は、北海道の農業の普及職員として生産者のサポートをおこなう業務に就いています。まだ新人のため、サポートするより教えてもらうことばかりですが、明るく笑顔を大切にし、一日も早く生産者に信頼される普及職員になりたいと思っています。

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