ホーム研究活動学生が挑む!研究紹介環境ストレスに強い植物の開発を目指す 環境ストレスに強い植物の開発を目指す 2010年10月15日 平成20年3月卒 植物バイテク研究室 大学院生物産業学研究科 生物産業学専攻進学 小林智也 私が卒論のテーマに選んだのは、植物アセチルコリンエステラーゼです。アセチルコリンエステラーゼは神経をもつ動物ではよく知られている、神経伝達物質アセチルコリンの量を制御する酵素です。これが植物にあることは分かったのですが、どの部分でどのように働いているのかをトウモロコシアセチルコリンエステラーゼの抗体を使って調べていきました。その結果分かったことは、植物においてもこの物質は物資輸送経路という重要な部分に存在し、暑さや寒さなどの環境ストレスによってその量が増減するということでした。この研究成果により、植物の環境ストレス応答系に働くアセチルコリンエステラーゼ機能の解明もできそうです。この研究は大学院へ進学後も続けています。 前のページ 次のページ