ホーム研究活動学生が挑む!研究紹介海外牧場実習をヒントに、放牧飼養の可能性を追究 海外牧場実習をヒントに、放牧飼養の可能性を追究 2010年10月15日 平成22年3月卒 バイオビジネス経営学研究室 (株)ダイトーコーポレーション勤務 福島佳菜 高級牛肉の代名詞「霜降り肉」の生産には、1年を通して牛舎で飼養する周年舎飼い方式が適しているといわれます。高栄養価の穀物を飼料に、運動量を抑えて育てることで脂肪分が増えるからです。けれど、その飼養方法は動物福祉の観点、また、輸入穀物を多く消費するという点では食料自給の観点からも問題があります。日本短角種といわれる東北北部原産の肉用牛を事例に、日本の放牧による飼養を調査、今後の可能性を探りました。この問題に気づいたきっかけは、2年次に履修した「バイオビジネス実地研修」でアルゼンチンを訪ねた牧場実習です。アルゼンチンの肉用牛は、放牧によって育てられていました。飼養のあるべき姿を見た思いでした。現地でお世話になったのは、OBの方が経営する牧場です。東京農大ネットワークは、世界に広がっていることも実感しました。 前のページ 次のページ