ホーム研究活動学生が挑む!研究紹介育雛鶏舎の温度をリアルタイムに監視するシステムの構築 育雛鶏舎の温度をリアルタイムに監視するシステムの構築 2010年10月15日 平成20年3月卒 資源環境データベース研究室 ヤマトシステム開発 黒田岳晴 農業、畜産分野にIT技術を取り入れることは、他分野に比べ遅れているのが実状です。私は、ニワトリのヒナを飼育する環境の温度管理にITを活用することを研究しました。ヒナは気温が20度を下回るだけで死亡してしまう危険があり、鶏舎の温度には気を使います。現状では飼育者が鶏舎内に設けた温度計を定期的に確認し調節するのが一般的ですが、この方法はそのつど鶏舎へ出向く必要があり、負担も大です。そこで、鶏舎内に設置したセンサーでデータを取得し、一定の温度を下回ると携帯電話へ警告メールが送信されるシステムを開発しました。農業や畜産分野は生物を扱うだけに、労働面で大きな負担があります。就業者の減少も叫ばれている中、IT技術が農・畜産業を支援できる可能性は大きいと思います。また、現在の飼育者の長年かけて培われたノウハウを次世代のために情報として管理し、参照できるシステム構築を手がけるのが目標です。 前のページ 次のページ