ホーム研究活動学生が挑む!研究紹介「ワインは東日本で多く飲まれている」この噂を科学的に解明 「ワインは東日本で多く飲まれている」この噂を科学的に解明 2010年10月15日 平成20年3月卒 バイオビジネス経営学研究室 メルシャン株式会社 津金真一郎 日本では、ワインは昔から東日本で多く飲まれ、西日本ではあまり飲まれていないと言われてきました。しかし、これをデータによって統計的に示したものはなかったので、私はこの「噂」の解明にチャレンジ。総務省家計調査年報や、スーパーやコンビニで広く普及しているPOSのデータなどを対象に、統計学の重回帰分析を用いて地域ごとのワイン消費量と年収、価格との関係性からワイン消費量の需要関数を算出したり、ワインの赤・白などの色別によっての地域消費の違いを調べたりと、あらゆる方向からアプローチ。ワインは東日本でよく飲まれるという事実を科学的に解明することができました。また、東日本では赤ワインが飲まれ、西日本では白ワインが飲まれることを新たに発見しました。卒業研究で学んだことを活かして、これまであまり考慮されていなかった地域性をワインのマーケティングに導入し、もっと多くの人にワインを楽しんでもらえるようチャレンジしていきたいですね。 前のページ 次のページ