東京農業大学

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学生が挑む!研究紹介

地産地消の可能性を探る

2010年10月15日

平成19年3月卒 バイオビジネス環境学研究室 菱食勤務 新井洋子

最近「地産地消」という言葉をよく耳にしませんか?  その地域で生産した農産物などをその地域で消費することです。消費者にとっては新鮮で、「顔の見える」生産者から購入できる安心感があります。一方の生産者側も流通コストの削減、収入アップなどが期待できます。私は地元の埼玉県の事例を県農林部の担当者へのインタビュー、各種データを集計して考察しました。様々なことがわかりましたが、その一つは直売所の販売高と県内生産量から直売所によっては県外産物が多く占めていること。地元産にも関わらず一度東京に出荷され、ユーターンして販売されるという非合理も浮き彫りになりました。  その一方、地産地消促進によって女性就農家のグループ化、就労意欲の向上、特産物の開拓などが期待でき、またパート先としての農家の可能性も広がります。地域事情を考慮しながら工夫すれば、地産地消は農の活性化の起爆剤となる可能性を見出した研究でした。
  • 地産地消に興味を持ったのは、3年の夏休み、北海道に農業実習に行った際、農家の人が流通コストについて教えてくれたこと。つまり、「流通コストがかからないようにする」には地産地消が理想というのが原点。

  • 実家は兼業農家。生物が好きなこともあり、農学系の勉強をしたかったというのが志望動機。

  • この学科はいい意味で何でもあり、農業をさまざまな角度からみることができる。4年間に農や社会に対する視野が広がった気がする。現役の生産者から話を聞く授業があったり、「ユニーク」。

  • 研究生は留学生も多く、いろいろな人と出会えたのは大きな財産

  • 卒論のテーマも自分の興味あるテーマを比較的自由に選べる。

  • 東京農大生について「自分の好きなことを積極的に取り組んでいる学生が多い」従って友達との話などで刺激を受けることが多い。また、幅広く学べることから、自分のやりたいことをみつけられる大学だと思う

  • 就職先は食品の卸会社。学生時代に身につけた知識や体験は大いに役立っている。

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