ホーム研究活動学生が挑む!研究紹介GAP(適正農業管理)の導入の実態と評価を調査 GAP(適正農業管理)の導入の実態と評価を調査 2011年8月1日 平成23年3月卒 農業経営学研究室 自営(農家) 桒原恵輔 GAP(Good Agricultural Practice)は、適正農業管 理または農業生産工程管理などと訳されます。地域や農家が生産環境改善のためにおこなう自己点検の手段で、主に「農産の安心・安全」「環境負荷の軽減」「労働福祉」「農場経営管理」の4つの視点からアプローチします。このGAPの取り組み状況を検証するため、私は複数の地域の農家とJA内のGAP推進事務局、北関東の直売所などにヒアリングとアンケート調査を実施しました。現状では、ほとんどの農家が産物の安心・安全にはかなり意欲的に取り組んでいる半面、労働福祉や経営改善などの項目 では、多くの余地を残していることがわかりました。GAPの実践は、農業界の社会的責任の実行を示す目安にもなるため、より一層の普及が待たれています。私は3年次のときに初めてGAPを知って興味を持ち、過去の研究例が少ないこと、また自分が将来農業を営むうえで必要だと感じ、GAP促進の意義を卒業論文にまとめました。 前のページ 次のページ