東京農業大学

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学生が挑む!研究紹介

トウモロコシの将来の需給を独自にシミュレーション

2011年8月1日

平成23年3月卒 フードシステム研究室 大学院農学研究科バイオサイエンス専攻進学 川鍋明久

国際市場の穀物の価格高騰を背景に、地球規模で食料問題に関する議論が活発化しています。なかでもトウモロコシは世界的に重要な作物のひとつであり、最大の生産・輸出国はアメリカです。アメリカの需給動向が世界のトウモロコシ市場を大きく左右しているといっても過言ではないのです。そこで私は、計量経済モデル「アメリカのトウモロコシ需給モデル」によって、世界市場を左右するアメリカのトウモロコシについてシミュレーション予測を実施。2030年までの需給を展望し、考察を加えました。食品、家畜飼料、エタノールの原料など用途が幅広 いトウモロコシの需要は今後も高まり、確実に価格は上昇すると考えられます。生産国の輸出規制が強まれば、日本が受けるダメージははかり知れません。輸入に頼る私たち日本人は、今以上にアメリカのトウモロコシ需給と政策の動向に注目し、日本独自に食料安全保障戦略を考えていく必要があるといえます。

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