ホーム研究活動学生が挑む!研究紹介韓国の白菜生産・流通構造の問題点を多角的に解明 韓国の白菜生産・流通構造の問題点を多角的に解明 2011年8月1日 平成23年3月卒 バイオビジネス経営学研究室 大学院農学研究科国際バイオビジネス学専攻進学 金松子 韓国の食文化においてキムチはとても大切な食品です。しかし主原料である白菜の生産農家は経営規模が小さく、仲買人が白菜の価格形成を支配している背景もあり、生産・流通システムが複雑になっている実情があります。私は、今後の白菜生産のあり方や農家の経営、白菜流通の改善の方向性を提案することができればと思い、「韓国の白菜の生産・流通と消費の課題」をテーマに研究をおこないました。生産と流通の実情を把握するため、韓国の農家や流通関係者、町役場などに聞き取り調査を実施。 電話での調査を主におこなうなかで、一部の地域では農家同士が協力して1次加工した白菜を直売する先進的な取り組みがある一方、各農家とも経営改善には多くの余地を残している点などが検証でき、それらの報告をまとめることができました。今回はキムチを取り上げましたが、今後は韓国の農産物の生産・流通全体のシステムを解明し、その改善方法を大学院で検討したいと思います。 前のページ 次のページ