ホーム研究活動学生が挑む!研究紹介食育の盲点にスポット。大学生の食意識を分析 食育の盲点にスポット。大学生の食意識を分析 2010年10月15日 平成22年3月卒 上岡ゼミ (株)日本レストランエンタプライズ勤務 山浦茉耶 世界の食材や料理が日本の食卓を豊かにした半面、生活習慣病などの新たな問題となっています。近年、「食育」が学校でも取り入れられるようになったのは周知の通りです。しかし食育の対象は発育盛りの子どもが中心で、年齢的に健康不安が少ない青年期の若者は、問題視されることさえ少ないのが実情です。そこで、大学生を対象にした食生活の実態と食育の意識に関する調査をもとに、性別や生活環境の違いによる分析を試みました。浮かび上がってきたのは、男子の方が、生活環境面では一人暮らしの学生ほど、食に対する意識が低いという実態です。また、7割以上の学生が食生活の改善を望んでいることもわかりました。関心や意識の程度に合わせた情報発信が必要なことを示唆する結果だと思います。元々、栄養補給ばかりでなく、人にとっては楽しみでもある「食」を見つめるために食料環境経済学科に入学。食を通して人の幸せに貢献したくて、就職先は食産業を選びました。 前のページ 次のページ