ホーム研究活動学生が挑む!研究紹介食品廃棄物をエネルギーに変え有効活用する社会を 食品廃棄物をエネルギーに変え有効活用する社会を 2010年10月15日 平成21年3月卒 環境アメニティ研究室 トランスコスモス(株)勤務 香田美早紀 温暖化防止に向け「新エネルギーの普及」は大きな課題であり、日本では、廃棄物系バイオマス資源を活用した地域エネルギー循環システムの確立をめざす自治体が増えています。私は、このような自治体への理解を深め、活動を発信することで、「循環型社会の形成」に役立てたいと考え、静岡県富士宮市を事例に調査・分析をおこないました。富士宮市民を対象としたアンケートの作成には、富士宮市役所の方にもご協力いただき、どうすれば市民の皆さんから理解が得られるか、試行錯誤を繰り返したことが印象に残っています。トウモロコシ等から生成される資源作物系エネルギーは、新たな農地開発のための森林破壊につながりかねませんが、畜産排泄物や生ごみ等の廃棄物系バイオマスは、社会全体で資源を循環させるという意味で非常に有効です。とくに食品資源を大量に廃棄処分している日本においては、よりいっそう廃棄物系バイオマスの利用促進を図るべきだと考えています。 前のページ 次のページ