東京農業大学

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学生が挑む!研究紹介

あなたは森林保護にいくら払いますか?

2010年10月15日

平成19年3月卒 資源経済学研究室 全日空システム企画勤務 森岡寛子

森林の荒廃が続く中、森林保護を目的とした森林環境税を導入する自治体が増えています。しかし私の故郷、千葉県は、森林が多いにもかかわらず未導入。そこで卒論テーマとして県民の森林環境税や森林に対する意識調査に取り組みました。調査は仮想状況評価法(CVM)という環境の価値を金額で評価する手法を用いました。森林が持つ多面的な機能と、その機能が失われた時の損失を提示し、「その事態を防ぐために払ってもよい金額」を回答してもらいます。また、機能の重要度に対する問いなども設定しました。地球温暖化防止、水循環、精神安定や健康向上など8項目です。  その結果、約70%の人が税導入に賛成で、個人負担額は300〜1000円。これは実際の導入例の負担額とほぼ同じ水準なんです。機能の重要度では、温暖化防止機能が最上位。それ以下も、環境に関する機能が上位を占めました。多くの市民は環境問題を切実なテーマと捉えていることがわかりました。
  • アンケート用紙は約100人に配布。「父の会社に人、サークルの後輩、バイト先の人…。あらゆるコネを活用しました(笑)」

  • 研究室の寺内先生は1、2年次のゼミの先生。面倒見がよくて、指導も丁寧。この研究室に入ったのも、先生の人柄にひかれたところも大。少数精鋭の研究室はいつもわきあいあい。

  • サークルは「YOSAKOIソーラン同好会」。全国いろいろな祭りに参加したのは大学時代のよき思い出。

  • 就職活動事前にガイダンスやセミナーで、電話の掛け方から面接の心構えまでノウハウを教えてもらい、「とても助かりました」。「幅広くいろいろな業種を受けました。もちろん、農業大学卒だからといって就職先が限られるわけではありません。一般の会社に就職する人もたくさんいます。かえって東京農大という「ブランド」に興味を持ってもらえ、面接時に話が弾むことも多いんですよ」

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