ホーム研究活動学生が挑む!研究紹介病気と環境の因果関係を、圃場の実地調査で解明 病気と環境の因果関係を、圃場の実地調査で解明 2010年10月15日 平成22年3月卒 造園樹木学研究室 高等学校勤務(講師) 梶村建太 ラカンマキは中国原産のマキ科の常緑樹です。土壌の性質にほとんど左右されることがなく、萌芽力が強く剪定にも耐えるので、庭木や生垣などとして人気があります。そんなラカンマキですが、新梢が葉枯れするペスタロチアという病気の発生で苗木の品質が低下、生産者を困ら せています。そこで、ラカンマキの生産が盛んな福岡県 久留米市田主丸町周辺を対象に、その生育環境と発病の関係を突き止め、病気の発生を回避、あるいは低減できる生産圃場の特性を明らかにする研究に取り組みました。 造園科学科では、環境問題、公園設計や都市緑化、景観保全などの知識、設計や測量、演習などの授業もあり、実践力も養えます。研究調査に臨んだのは夏。炎天下での実地調査は大変でしたが、調査を重ねるにつれ、発病傾向に特徴があることがわかってきて、励みになりました。また、研究の成果を樹木医学会で発表できたのは、いい経験でした。 前のページ 次のページ