東京農業大学

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学生が挑む!研究紹介

里山の植生復元を図る

2010年10月15日

平成19年3月卒 ランドスケープエコロジー研究室 横浜国立大学大学院 環境リスクマネジメント専攻博士前期課程 中尾龍太

少し前ならどこでも見られた里山の風景が変わってきています。人間の生活様式、特にエネルギー利用の形態が変わったことで、荒廃が進んでいるんですね。燃料としてのマキの利用などがなくなったことが大きな原因です。多くの里山で、アズマネザサという笹が一人勝ちの状態になっており、種の多様性が失われているというのが現状です。  卒業研究では新・生物多様性国家戦略、すなわち、遺伝子から景観まで、多様なスケールで守っていこうという国家戦略があるんです。私もこれに基づき、里山をフィールドに、植生の復元を目的として実験をおこないました。  千葉県市原市の里山で、アズマネザサを刈り取ることで色々な植物の再生が果たせるかを試しました。昔あった植物が失ってきたという意味では回復がある程度確かめられよかったのですが、大切なのは、その必要性と現状を多くの人に知ってもらうことだと思っているところです。
  • 遅い大学進学に対して、「決して遠回りをしたとは思っていません。むしろ、自分の興味を発見できたということで、私の人生にとっては間違いなくよかった」と、胸を張る。
  • 東京農大での学びの魅力として挙げてくれたのは『他学部他学科聴講』。「どんどん受講し、どんどん質問してください。疑問が融け、知識がひとつに繋がりますから」
  • ランドスケープエコロジー研究室は「みんなキャラクターが立っていて、研究への目的意識も高く、良い影響をたくさん受けることができる」のが特徴とこと。「根本先生には本当にお世話になりました」
  • 研究室には「屋上緑化」「アレロパシー」を研究テーマにしている人も。「知的な刺激をたくさん受け、またお互い助け合う素敵な研究室でした」
  • 大学院では、環境の「指標づくり」をして、「環境問題を計るメジャー」を世に発信したいという。
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