東京農業大学

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学生が挑む!研究紹介

環境にやさしい舗装を産学協同で研究

2010年10月15日

平成19年3月卒 建設システム工学研究室 さいたま市職員(土木職) 高野聖

学生時代の研究は、主に土木建設会社の技術研究所の施設を借りておこないました。建設システム工学研究室は、前から多くの企業とつながりがあり、こうした研究スタイルは僕がはじめてではなく、前々から続いています。  僕の研究テーマは「保水性コンクリート」という環境にやさしい舗装の「収縮率」を調べること。コンクリートは乾燥すると収縮する性質があり、これによってひび割れたりすれば道路の平坦性が損なわれ、安全面でも騒音という意味でも問題です。普通のコンクリートでは十分な実験がなされていますが、保水性コンクリートではまだほとんど調べが進んでおらず、そこで自分がやってみよう、ということになったのです。実験は、他のデータと比較するためにも温度は20度、湿度60%と決まっています。こうした条件を保てる施設が企業にはあるわけで、それを活用させていただきました。道路舗装にすぐに生きる研究というのが、一番にやりがいでした。
  • 大手企業の充実した施設を使える贅沢さもさることながら、「企業の最前線を目のあたりにできたこと、現場で実際にコンクリートを打つ人の話を聞けたこと」は大きかったという。
  • 自宅の最寄り駅は「宇都宮線沿線」。通学時間はたっぷり2時間はかかったというが、「新宿までは乗り換えなしの1本で行けますか、不便は感じませんでした。4年になってからはこの時間を公務員試験対策に充て、おかげで試験も突破でいました(笑)」。
  • 建設システム工学研究室は、朝10時に来ないといけないというルールが。「おかげで、規則正しい生活リズムが保てました」。室員とコミュニケーションが濃い研究室で、「お互い助け合った」。
  • 学科の志望理由は「環境対策に熱心な自治体に住んでいたおかげ」だという。ニュースで見た『通水性舗装』に興味を持ち、「ネットで調べて生産環境工学科を見つけた」という。
  • 生産環境工学科は「どこの研究室でも環境がキーワードでしょう。環境対策を自分の手でと考えている人はぜひ!」
  • 公務員試験対策は3年の11月から。「遅い方じゃないかな」。
  • 現地調査で「秋田まで行った」ことも「言い思い出」だという。
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