東京農業大学

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学生が挑む!研究紹介

所有規模の観点から見た日本の林業経営

2010年10月15日

平成20年3月卒 森林経営学研究室 神奈川県職員農政技術(森林) 鈴江和也

木材市場や製材工場を研究室の実習で見学したことがきっかけで、木材業界の根幹である林業家の経営に興味を持ち、研究テーマに選択しました。約20万ある日本の林業経営体のうち、20ha未満の経営体が全体の8割を占めています。林業家の所有規模別に整理・分析し、歴史的背景も考慮に入れながら理想の林業経営とは何かを考察しました。現在、日本の林業は低迷しています。日本の林業の特徴は急峻な山林で多数の零細所有者によって営まれ、人工林のほとんどが戦後植栽されたスギ・ヒノキの一斉林であることです。国産材自給率の低下や木材価格の下落、林業就業者の減少や高齢化、不在者村の増加、所有権の移転や林地の境界が不明瞭……などなど、問題は山積みです。戦後の林業経済の移り変わりを絡めながら「これからの理想の林業経営」を考えていくうちに、行政の立場から日本の林業を手助けしたいと思うようになりました。そして、中央官庁よりも林業家や一般の方と直接触れ合える県職員をめざしたのです。

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