東京農業大学

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学生が挑む!研究紹介

環境にやさしく低コストの農薬開発に取り組む

2011年8月1日

平成23年3月卒 生物制御化学研究室 中沢乳業(株)勤務 押久保暁

安全性と低毒性が確保された農薬が一層求められているなか、近年は窒素、酸素、硫黄といった炭素以外の元素をもつ複素環化合物が農薬の約70%を占めています。 複素環農薬は、従来の薬剤に比べ低毒性などが向上していることに加え、農薬以外に医薬や健康素材としても注 目を集める存在になっています。私はこの複素環の骨格を応用して、比較的容易に合成できる新しい化学反応の 確立について研究しました。研究過程の有機合成では、試薬Aと試薬Bを組み合わせた場合、目的である化合物 C以外に複数の化合物ができてしまうこともあり、カラムクロマトグラフィーなどを駆使して目的化合物だけを取り出すのに苦労しました。しかし、新たな化学合成を適用すれば、農薬などの活性化合物合成の効率性向上、コスト削減、環境負荷の低減などにつながるほか、医薬を含めた幅広い分野での活用も期待できるため、たいへんやりがいをもって取り組むことができました。

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