ホーム研究活動学生が挑む!研究紹介耐塩性メカニズムを通し「植物のチカラ」を知る 耐塩性メカニズムを通し「植物のチカラ」を知る 2010年10月15日 平成20年3月卒 植物生産化学研究室 味の素冷凍食品株式会社 稲葉貴之 世界的な人口増加に伴い、作物栽培に適さない塩類集積土壌は食糧増産を図る上で障害となっています。しかし、この悪環境を農耕地として回復させることができれば大きな社会的有用性を生み出します。そこで私が研究テーマに選んだのは、タバコ植物とタバコ培養細胞を用いて塩ストレスに対する植物の耐塩性メカニズムを明らかにすること。夏場の温室で植物が弱ってしまうなど苦労もありましたが、仲間や先輩と助け合って乗り切りました。この研究が進めば、沙漠化した土壌や塩類集積土壌を農地として利用することも可能になるでしょう。卒業後は営業職を希望し、味の素冷凍食品に入社しました。世界水準を目標に業界トップを目指す熱意に感銘を受け、その熱意の結晶である商品を自分の手で世に送り出したいと思ったのです。将来はナンバーワンの営業マンになり、冷凍技術を駆使した宇宙食などの開発にもたずさわりたいと考えています。 前のページ 次のページ