東京農業大学

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学生が挑む!研究紹介

乗馬療法における乗馬初心者の精神的・生理的変化を観察

2012年12月7日

平成24年3月卒 動物介在療法学研究室 大学院農学研究科バイオセラピー学専攻進学 渕上真帆

アニマルセラピーの1つに、乗馬によって人の健康増 進をはかる乗馬療法があります。しかし乗馬療法の研究では、騎乗者の精神的効果に関する報告は少ないのが実情です。継続的な療法・活動には、乗馬への慣れや親しみが必要なため、初心者の生理的・精神的変化について測定・考察する研究をおこないました。複数の初心者に騎乗してもらい自律神経変動を測定すると、副交感神経活動は有意に減少し、交感神経活動の値には顕著な変化はありませんでした。また対象者の精神的変化に関するアンケートでは、乗馬に対する否定的な感情は3、4回目の騎乗で有意に低下しました。さらに「馬への恐怖」においては自律神経変動の数値との間に強い相関性がありました。分析の結果、効果的な治療には4回程度の活動が必要であること、「景色の変化」や「馬の歩行速度」、「騎乗時の揺れ」などの項目にも変化をつけることが望ましいという結論が得られました。

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