東京農業大学

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学生が挑む!研究紹介

動物の雄雌産み分けのメカニズムに迫る

2010年10月15日

平成21年3月卒 家畜繁殖学研究室 協同乳業(株)勤務 山岡大介

家畜が生まれてくる前の時点で雌雄の判別ができれば、より効率的な畜産物の生産をおこなうことができます。私は大学1年の時に、動物の雄雌の産み分けについて強い関心をもち、家畜繁殖学研究室に入りました。精子と卵子が受精をおこなうには、まず卵子の周りを覆っている透明帯と、キャパシテーションと呼ばれる生理的な変化を引き起こすことにより受精する能力を獲得した精子が、接着する必要があります。私の実験では、試薬や温度変化によって精子のキャパシテーションを引き起こし透明帯に精子を接着。さらに精子の頭部に存在するDNAのY染色体を検出してその割合を求め、キャパシテーション誘起方法の違いが、Y精子とX精子の接着率に差をおよぼすのかどうかを研究しました。何度か失敗もしましたが、改良を加えて成功したり、データが揃ったときの喜びは大きくやりがいがありました。大学の学びを通して培った食料問題への意識は、今後も大切にしていきたいですね。

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