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学生が挑む!研究紹介

作物から動植物まで幅広く農業の実務を体験実家のナシ生産の向上に貢献できる卒業研究を選択

2014年11月24日

平成26年3月卒 果樹園芸学研究室 山口果樹園勤務 山口郁美

作物から動植物まで幅広く農業の実務を体験 実家のナシ生産の向上に貢献できる卒業研究を選択山口郁美農業への思いを綴った作文が入学のきっかけに  中学の頃に実家のナシ栽培農家を継ぐと決めた私は、高校も農業経営科で学びました。高校卒業後は地元の農業大学校で学ぶつもりでしたが、東京農大出身の担任の先生に勧められて「農業に対する気持ち」を書いた作文が毎日農業記録賞を受賞。同賞受賞者を対象にした東京農大への推薦制度を利用し入学しました。 1年次から授業の内容の濃さを実感  1年次から遺伝学や土壌学といった実践的な科目がスタートし、農業の現実や将来を見すえた内容に毎回興味をもって学ぶことができました。実習の授業では1年次の農業実習(一)が夏休みに1週間以上かけておこなわれ、作物から動植物まで幅広く農業の実務を体験しました。また2年次の農業実習(二)では果樹専攻を選択し、1年間にわたって栽培から収穫の技術を身につけました。実家の農場では、家族や地元の農家の方たちとしか一緒に作業をしたことがなかったので、大学では農業高校出身でない同級生たちとも農作業を一緒にできることがとても新鮮でうれしかったです。 仲間の存在が心に染みた研究室生活  研究室では興味のある論文からレポートを作成してゼミで発表をおこないました。みんなで育てた果樹から収穫した果実を一緒に食べたこともあります。仲間の存在や協調することの大切さが心に染みた毎日でした。卒業研究はナシの品質向上策を探るために「ニホンナシ果実への海洋深層水の影響」という研究を選択。栽培中の果実に海洋深層水を散布した場合の品質の成果を検証する研究でした。実家の梨園の果樹3本を借りて毎週実家に通って実験と調査を実施。その3本から収穫した数百個の果実を大学に送り研究室で成分を分析しました。卒業後は実家で農業に取り組む毎日を送っています。高品質の生産をめざすとともに、将来は農場を開放して街の子どもたちが農村留学を体験できる場を提供していきたいと考えています。

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