東京農業大学

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学生が挑む!研究紹介

ブルーベリーと共生する菌について調査

2011年8月1日

平成23年3月卒 果樹園芸学研究室 自営(農家) 鈴木康介

低肥料・低農薬の"安心・安全"な農業に寄せられる期待はますます高まっています。ブルーベリー生産の農業を めざす私は、栽培過程における菌根菌の存在に注目。菌根菌とは、植物から光合成産物を受け取る代わりに、植物が養分や水分を吸収する際の手助けをする微生物で、ほとんどの植物はこの菌根菌と共生しています。欧米のブルーベリー生産では菌根菌を生かした栽培技術が進んでいますが、日本ではまだ普及していません。そこで私は 菌根菌を調べる第一歩として、6つの県の栽培現場からブルーベリーの根を採取。調査の結果、予想どおりすべての栽培現場でブルーベリーの根に菌根菌が共生しており、またそれらには、欧米とは異なる特徴が見つかり、日本土着の菌である可能性も出てきました。今後は菌種の見きわめや特性などの調査は後輩にバトンタッチし、私自身は東京農大で得た知識や経験を生かし、環境にやさ しい農業をおこないたいと思っています。

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