公開セミナー「アグロエコロジーって何? ~スティーヴン・グリースマン著『アグロエコロジー:持続可能なフードシステムの生態学』の訳本出版を機に語り合おう~」開催のお知らせ
2023年11月28日
お知らせ 教育・学術
12月13日(水)、世田谷キャンパス 国際センター2階「榎本ホール」(※Zoomでも視聴可能)にて、公開セミナー「アグロエコロジーって何? ~スティーヴン・グリースマン著『アグロエコロジー:持続可能なフードシステムの生態学』の訳本出版を機に語り合おう~」を開催します。
持続可能な食と農のあり方を考える「科学・実践・運動」の新しいアプローチ「アグロエコロジー」は、2010年以降、国連やEU諸国の農業・食料政策の柱として重要な位置を占めるようになっています。その学術的基盤となるスティーヴン・グリースマン教授の著書『Agroecology』は1997年の初版以来欧米を中心に教科書として広く使われています。2023年11月、待望の日本語訳(第3版)『アグロエコロジー:持続可能なフードシステムの生態学』(全26章、512ページ)が一般社団法人農山漁村文化協会(農文協)から発売されました。
本セミナーは、翻訳に携わった20名のうち、村本 穣司さん(土壌学)、小松﨑 将一さん(農業工学)、日鷹 一雅さん(生態学)、そして東京農業大学 国際食農科学科 宮浦 理恵 教授(東南アジア農業・雑草)の4名が、それぞれの専門から研究事例を織り交ぜてアグロエコロジーについてわかりやすく解説し、参加者と議論することで学びを深めることを目指します。
学生・院生の皆さまの参加を歓迎いたします。
「アグロエコロジーって何? ~スティーヴン・グリースマン著『アグロエコロジー:持続可能なフードシステムの生態学』の訳本出版を機に語り合おう~」
【日 時】2023年12月13日(水) 16:30-18:30
【会 場】世田谷キャンパス 国際センター2階「榎本ホール」
※Zoomでも視聴可能
※参加費無料
【内 容】
時 間 | 内 容 |
---|---|
16:30-16:45 | 開会あいさつ 出版の経緯 農山漁村文化協会 著者グリースマン教授からのビデオメッセージ |
16:45-17:05 | 村本 穣司(カリフォルニア大学サンタクルーズ校有機農業スペシャリスト/東京農業大学 客員教授) 「アグロエコロジーとは何か」 |
17:05-17:25 | 小松﨑 将一(茨城大学農学部附属国際フィールド農学センター 教授) 「農業生態系のエネルギー論を改めて考える」 |
17:25-17:45 | 日鷹 一雅(愛媛大学農学研究科 准教授) 「日本のAgroecology since 1983における本教科書の意義と利用法」 |
17:45-17:50 | 休 憩 |
17:50-18:10 | 宮浦 理恵(東京農業大学国際食料情報学部 教授) 「フィールド研究とアグロエコロジー」 |
18:10-18:30 | 総合討論 |
参加方法
事前登録制
※12月9日(土)締切
※東京農業大学関係者で対面参加の方は申し込み不要。直接会場にお越しください。
お問い合わせ
東京農業大学 企画広報室
info@nodai.ac.jp
※一律メールにてお問合せください。折り返しのお電話番号も記載ください。
スティーヴン・グリースマン(Stephen R.Gliessman)
カリフォルニア大学名誉教授。世界的に著名なアグロエコロジーの提唱者の一人で、慣行農業から有機農業への移行に伴う農生態系の変化を40年以上にわたり研究する。2012年に退職。現在は、家族と共にワイン用ブドウやオリーブの有機農園を営んでいる。