東京農業大学

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ニュースリリース

国際農業開発学科 志和地 弘信教授らのチームによる研究が雑誌に掲載されました。

2021年7月14日

教育・学術

 国際農業開発学科 志和地 弘信教授らの研究チームは、窒素がほとんどない土壌でも良く生育するヤムイモを発見しました。この系統は根粒菌などの多くの種類の窒素固定細菌と共生していることが世界で初めて確認されました。さらに、ヤムイモから分離された窒素固定細菌のRhizobium sp.は、ゲノム解析からマメ科の根粒細菌の仲間ではあるが、ヤムイモに内生するために特化した新種の細菌であると推定されました。また、ヤムイモの共生細菌には窒素固定能だけでなく、インドール酢酸の生成、リン酸カルシウム可溶化活性並びにキレート鉄を生成する能力を同時に有する数属があり、植物生育促進細菌として特許申請を行いました。さらに、5種類の細菌をそれぞれイネに接種したところ、生育に促進効果が認められ、共生細菌の作物生産への利用に道を開く成果を得ました。

 これらの研究結果が、誠文堂新光社「農耕と園藝」 2021年夏号、シーエムシー出版「バイオインダストリー」 2021年5月号、北隆館「アグリバイオ」 2021年8月号に掲載されました。

詳細情報

誠文堂新光社「農耕と園藝」2021年夏号
 ■「クローズアップ! 農業最新技術」

シーエムシー出版「バイオインダストリー」2021年5月号
 
北隆館「アグリバイオ 2021年8月号」
 ■研究者の広場「作物生産科学」

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