東京農業大学

メニュー

ニュースリリース

遠隔授業の実施状況等について(ご報告)

2020年6月9日

保護者

保護者の皆様へ

教学担当副学長

 全国的に新型コロナウイルスの感染者数は徐々に減少しておりますが、本学のキャンパスがある東京都、神奈川県および北海道においては未だ予断を許さない状況であり、キャンパスの閉鎖・入構制限が続く中、保護者の皆様には大変ご心配をおかけしております。

 本学では、学生の皆さんの安全を最優先に考え、すでにご連絡しておりますように、前学期すべての授業をオンラインによる遠隔授業で実施することといたしました。

 つきましては、約1ヵ月経過しました遠隔授業の実施状況等を以下のとおりお知らせいたします。

1)遠隔授業の日程;

5月11日から遠隔授業が開始され、7月31日の前学期終了までこれが実施されます。定期試験期間を8月3日から7日まで設定しておりますが、試験や評価の方法については、改めて学生の皆さんに周知する予定です。

2)遠隔授業の手法;

キャンパス・教室において対面で行う授業に対して、オンラインを利用し、自宅などで受講するのが遠隔授業です。その手法は大まかには、①音声付きパワーポイントなどの学習教材の配信(添付「遠隔授業の受講手順」におけるA学習教材配信に相当)、②授業(講義や実験など)の録画や動画などの配信(添付「遠隔授業の受講手順」におけるC授業録画配信に相当)、③Zoomなどを利用した授業のリアルタイム配信(添付「遠隔授業の受講手順」におけるB双方向に相当)などに分けられます。

①と②はオンデマンド、すなわち、学生の皆さんが都合の良い時間に、また理解できるまで何回でも視聴してじっくり学習できるという利点があります。③はリアルタイム、すなわち、生放送となりますので、時間割に沿って受講することが必要になります。リアルタイムであっても、概ね講義の様子を配信するものから、リアルタイム・双方向として教員と学生がコミュニケーションを取りながら進めるものがあります。比較的受講者数の少ない演習科目や語学科目等ではリアルタイム・双方向授業で実施する例が多く、また、研究室ごとの卒論指導などでも、このリアルタイム・双方向が活用される例が多いようです。ただし、③においてはデータ量(必要なギガ数)が大変に多くなることから、様々な受講環境下にある学生の皆さんにも配慮し、いわゆる“ギガ不足”に陥らないよう、データ量を減らす工夫(デジタルダイエット)にも努めているところです。

遠隔授業の手法は複数ありますが、授業の内容や目的によって教員が適切に選び、また組み合わせていることをご理解ください。他の大学でもオンライン授業が行われていますが、必ずしもリアルタイム・双方向授業が主力ではないのが現状で、これは学生の皆さんのインターネット環境に配慮しデータ量が適切で、学習効果の上がるものを選ぼうとするためと考えられ、これは本学も同様です。

3)出席確認;

遠隔授業における出席の確認は、複数の方法があります。①出席システム(C-Learning)によるもの。教員から配信された確認キーをアプリから入力することにより出席登録するもの。授業時間割による授業日(時間指定あり)に入力する必要があります。②課題を提出するもの。教員から出された課題に対して、締め切り日までにレポートなどとして返信します。③リアルタイム・双方授業では、授業中に教員からの指示に従って出席確認を行うことがあります。

出席確認の方法は授業によって異なります。なお、①については、履修確定後の6月11日から運用します。

4)補講の実施:

文部科学省からの通知による特別措置(新型コロナウイルス感染拡大に伴う学事日程等の取扱い)として、通常15週の授業を、12週とすることといたしました。圧縮された内容となるため、これを補い、さらに発展的な学習を促す教材を“補講1”、“補講2”および“補講3”として配信いたします。

このほか、本学としても、教員に対する遠隔授業説明会の実施、遠隔授業に必要な設備等の整備などの改善を行い、また、学生の皆さんの意見も聞きながら、遠隔授業の円滑な運営をはかっています。今まで、一部システムや運用面でのトラブルもありましたが、これらには迅速に対応し解決することができました。また、幸い、他大学で見られたようなサーバーのダウンなどの問題も起きておりませんので、ご安心ください。そして、今後も、適切な運用に注力してまいります。

学生の皆さんへは、専用の「学生ポータル」を通じて、遠隔授業に関する連絡事項のほか様々な学生サポートに関する情報をお知らせしております。学生の皆さんにも配信しました「遠隔授業の受講手順」をご参考まで添付いたします。

遠隔授業の受講手順

また、本学では、担任制をとっており、一人一人の学生ごとに担任教員を任命しています。担任教員あるいは研究室の指導教員によるオンラインによる個別サポートに努めていますが、今後も、学習、進学、就職をはじめとして不安の多い学生の皆さんの気持ちに寄り添い、全学的なサポートを続けてまいります。

保護者の皆様におかれましては、ご家庭でも在宅学習の状況等をご確認いただき、困難な状況の中で学習に取り組む学生の皆さんへの応援をよろしくお願いいたします。そして、何かお困りのこと、ご心配のこと等がございましたら、以下の問い合わせ先までご連絡くださるようお願いいたします。

新型コロナウイルス感染防止の措置として、本学では前学期の全授業を遠隔授業としただけでなく、各キャンパスを閉鎖して、教員も在宅勤務を基本としてまいりました。6月より、遠隔授業の準備や配信を目的として限定された人数の教員の入構を認め、質の高い遠隔授業の実施を推進しています。13,000人の学生の皆さんを対象とした全学的な遠隔授業の実施は、本学においてはじめての取り組みですが、これを成功させ、学生の皆さんの学びへの意欲に応えなくてはならないと考えています。教職員一同、これからも質の高い遠隔授業の実施に努めてまいります。保護者の皆様にも御自愛の上、本学の実学主義に基づく教育がキャンパスで再開される日まで、引き続き遠隔授業についてご理解とご協力を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

お問い合わせ

※学生の学部学科・学年と氏名を記載のうえ、以下のメールアドレス宛にお送りください。

農学部:農学部学生教務課 agri@nodai.ac.jp

応用生物科学部:学部事務室 ousei@nodai.ac.jp

生命科学部:学部事務室 seimei@nodai.ac.jp

地域環境科学部:学部事務室 chiiki@nodai.ac.jp

国際食料情報学部:学部事務室 kokusai@nodai.ac.jp

生物産業学部:生物産業学部学生教務課 o-kyomu@nodai.ac.jp

授業関係全般:教務支援部教務課 kyoumu@nodai.ac.jp

留学生支援:グローバル連携センター事務室 tuacip@nodai.ac.jp

システム関係:情報教育センター comp01@nodai.ac.jp

ページの先頭へ

受験生の方