2022 東京農業大学「産学官・地域連携HUB構想」シンポジウム 「グリーンイノベーションで築くウェルビーイングな社会を目指して」が開催されました。
2023年1月12日
お知らせ
2022 東京農業大学「産学官・地域連携HUB構想」シンポジウム「グリーンイノベーションで築くウェルビーイングな社会を目指して」が12月9日に開催されました。
東京農業大学はこれまでも産学官・地域連携を推進してきましたが、更なる進化を目指して新たな仕組みの次のステージとして、東京農業大学と連携先組織(自治体・企業・団体など)との1対1の連携から、東京農業大学がハブとなって連携先組織をつなぎ、イノベーションを創出していく「産学官・地域連携HUB構想」の実現を目指します。
本年度は“グリーンイノベーションで築くウェルビーイングな社会を目指して”をテーマとして完全オンライン方式にて実施しました。
グリーンイノベーションを基軸としてウェルビーイングな社会構築に向け、有効な活動を行うための視点や評価、そこに東京農大の教育研究、またHUB構想がどのような役割を担うことができるのかについて考え、教育の理念である実学主義を土台とした知識と、連携先組織とのネットワークにより、人類が直面する食料、環境、エネルギー、健康に係る問題を紐解く切り口を見出しました。
当日の様子は、こちらから視聴出来ます。
【第1部】関係者挨拶・トークセッション
1. 挨拶:東京農業大学 総合研究所 所長 矢嶋 俊介
2. 坂野晶×江口文陽学長×末松広行特命教授×大浦裕二総合研究所副所長によるトークセッション
坂野 晶 氏(一般社団法人ゼロ・ウェイスト・ジャパン代表理事、一般社団法人Green innovation 理事)
江口 文陽(東京農業大学 学長)
末松 広行(東京農業大学特命教授・元農林水産省事務次官)
大浦 裕二(東京農業大学総合研究所副所長)
【第2部】産学官・地域連携成果報告 / 学内プロジェクト等研究成果報告
① 産官学・地域連携成果報告 テーマ:産学官協働による地域と人づくり
〈報告1〉
「地域連携と次世代農業支援の取り組み」JA東京中央会、BIPROGYとの連携内容
国際食料情報学部 国際バイオビジネス学科 畑中勝守 教授
〈報告2〉
「微細藻類を用いる応用技術-建設業および水産業における実例-」日本工営㈱.㈱日健総本社との連携内容
地域環境科学部 森林総合科学科 矢部和弘教授
生物産業学部 海洋水産学科 市川卓准教授
〈報告3〉
「対馬市との協業 せんだんごの速醸化および対馬グローカル大学~地域活性化×人材育成に向けて」
長崎県対馬市との連携内容
生命科学部 分子微生物学科 内野昌孝教授
② 学内プロジェクト成果報告 テーマ:総合農学が挑む新領域研究
〈報告1〉
低シュウ酸含量ホウレンソウおよび環境ストレス耐性作物育種に向けて
生命科学部 バイオサイエンス学科 太治輝昭 教授
〈報告2〉
マッチングサポートフェーズ/乳酸駆動型水素発酵法の社会実装
応用生物科学部 醸造科学科 大西章博 教授
〈報告3〉
新たな肉用牛「無角黒毛」の創出―生産性とアニマルウェルフェアの向上を目指して―
【第三部】まとめ
登壇者:総合研究所所長 矢嶋俊介・総合研究所副所長 大浦裕二
産学官・地域連携センター長 上田智久・農生命科学研究センター長 竹内康
司 会:名越涼
第2部では、ご参加いただいた皆様より、チャット機能にてご質問を頂き、各テーマに沿った活発な意見交換が繰り広げられました。
第3部では、本シンポジウムのまとめとして、グリーンイノベーションを基軸としたウェルビーイングな社会構築にむけて、本学の教育研究およびHUB構想がどのような役割を担うことができるのかについて話されました。また、研究内容を一般の方にも分かりやすくまとめた研究/産学官地域連携シーズ集システムの紹介を行いました。
今回のシンポジウムで生まれた繋がりや連携テーマをきっかけとして、今後も産学官・地域連携の活性化に向けた取り組みを進めていきます。