東京農業大学

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未来の地球をバイオで拓く

微生物の有用物質生産を制御する金属イオンとその機構

農芸化学科

微生物に有用物質を生産させることは効率的で既に多くの実用例があります。ある金属イオンを塩として極微量に添加し、微生物を培養することで、増殖や有用物質生産性を向上させることを発見しました。その機構を遺伝子レベルで解明することで、遺伝子組換え技術に依存しない効率的な有用物質生産を目指します。

塩蔵水産発酵食品中の成分生成に及ぼす無機塩の役割

醸造科学科

食品の保存技術の一つに食塩を用いた「塩蔵」があり、食塩は腐敗菌の生育を抑制させる役割があります。私たちは食塩などの無機塩が存在することで生理活性物質をつくる微生物を塩蔵水産発酵食品から発見しました。このような微生物を調べることで、発酵食品製造での食塩の機能の新たな側面が明らかになるかもしれません。

鉄欠乏が生体機能に与える影響の解析

食品安全健康学科

食生活が偏っていたりすると、知らない間に鉄欠乏状態に陥ることがあります。鉄が欠乏している状態が長く続くと、鉄欠乏性貧血になるだけでなく、身体の様々な部位で酸化ストレスが増加し、それが原因で生活習慣病が引き起こされたり、老化現象が進んだりすることが分かってきました。そうした鉄欠乏により生じる生体機能障害のメカニズムの解明やその障害を改善する食品成分の探索などを行っています。

鉄欠乏時の骨代謝変動に及ぼす要因の検討

栄養科学科

鉄摂取不足は貧血の原因となりますが、それだけでなく、骨の脆弱性が増大することがわかりました。そこで、実験動物に鉄欠乏食を摂取させることによって貧血モデル動物を作製し、鉄欠乏による骨脆弱化のメカニズムを検討しています。また、貧血モデル動物を用いて、鉄以外の骨脆弱化を招く要因についても検討を行っている。

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