生体機能
ビタミン Aによる脂肪代謝の制御メカニズムの解析
農芸化学科
ビタミンA代謝は遺伝子の発現レベルを調節して脂肪の合成と分解をコントロールすることが知られています。メカニズムを分子レベルで解析するとともに、食品素材の中から、ビタミンA代謝を介して、脂肪代謝をコントロールする新しい機能性成分の提案を試みています
食事組成の違いによる皮膚の機能調節
食品安全健康学科
超高齢社会を迎え、寝たきり高齢者の増加が懸念されます。寝たきり高齢者に多発する病態の一つに褥瘡(床ずれ)とよばれる皮膚潰瘍があります。その治癒には摂取する栄養素や食品成分が大きな影響をもたらすことが分かっており、食事中のタンパク質の「質」が治癒に重要であることを見出しました。現在、そのメカニズムを調べています。
慢性腎臓病における投与リン酸塩の影響
栄養科学科
リンの過剰摂取が生体にとって悪影響を及ぼすことは知られていますが、実は、摂取するリン酸塩の形態によってもその影響は異なります。慢性腎臓病モデルラットを用いて、摂取するリン酸塩の形態によって生体へ与える影響が異なるのかどうかを、特に腎臓の機能として糸球体や尿細管に注目し、研究を行っています。