東京農業大学

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学生が挑む!研究紹介

知られざるクリオネの脂質成分を分

2010年10月15日

平成19年3月卒 水圏生物科学研究室 (現アクアゲノムサイエンス研究室) 内藤環境管理勤務 馬場由美子

クリオネをご存じですか?  流氷とともにやってきてオホーツクの沖合に浮遊している動物プランクトンです。泳ぐ姿が羽根を広げた天使のようだから「流氷の天使」という愛らしいニックネームで呼ばれています。正確にはハダカカメガイ科の巻き貝の一種です。  私は、このクリオネの構成成分の中の脂質成分を調べました。というのは、鱈などのオホーツクの魚がクリオネを大量に食べて生きているということがわかったからです。  クリオネのタンパク質や炭水化物はまだあまり研究されていません。それを調べることによって、クリオネがその魚にどのような影響を及ぼすかの研究材料になります。実際に調べてみると、人間の必須脂肪酸であるDHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)が多く含まれていることに驚きました。  水圏生物に興味があり入学した私ですが、オホーツクでしかできないクリオネの、しかも未知の領域を研究できたことは本当に貴重な体験でした。
  • 「この研究室は、対象とする研究分野が広いので、自分にあった研究がきっと探せると思います。水圏が好きな人にはぜひお勧めの研究室です。私も他の人の研究も面白そうに感じましたし、いろいろな話を聞けるのが楽しかったです。魚病の研究もやってみたかったなと思っています」。

  • ほとんどの学生が一人暮らしなので、友達やサークルでの交流が多く親睦が深まるという。「それに東京農大は色々な個性を持った人たちが多く刺激になります」とも。

  • 少林寺拳法同好会に所属。「男子は世界大会に出るほど強いんですよ」と自分のことのように誇らしげ。

  • 入学した当初は寒さに驚きましたが、「暮らしていくうちに慣れました」。心配は無用とのこと。

  • キャンパス内のファイントレールがお気に入り。「季節ごとに色々な植物が観察できて楽しいですよ」。

  • 「オホーツクは、ゆっくり時間が流れている感じで、都会のようにせかせかしていないのがいいんです。とても有意義に過ごせた4年間でした」。

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