東京農業大学

メニュー

学生が挑む!研究紹介

不妊治療の成功率を上げるための新技術

2011年8月1日

平成23年3月卒 動物バイテク研究室 ノバルティスファーマ(株)勤務 永田愛美

人工授精や体外受精など、不妊治療技術の発展に寄せ られる期待が高まっています。しかし正常な精子を使用したにも関わらず受精を失敗することがあり、その原因のひとつには、体外での受精の操作に時間がかかる間に卵子の加齢が進むことがあげられます。私はマウスの未受精卵子を使って、卵子の質に加齢が与える影響を調査しました。極細のピペットで精子を吸引し、それを加齢の進んだ卵子の細胞質内に直接注入して受精をうながす細胞質内精子注入法(ICSI)を実施。受精できる能力・受精後の発生をおこなう能力を調べ、細胞遺伝学的な視点から正常性を検証する研究をおこないました。ICSIは、動物バイテク研究室だからこそ取り組める高度な技術です。 日本では約10%が不妊夫婦であるといわれ、この研究 が一層進めば不妊治療の発展に貢献できると思います。 今後は薬品会社の医薬情報担当者として、医療機関に適正な医薬提供ができる仕事をしていきたいと思います。

checktheweb_0190_img_02.jpg

checktheweb_0190_img_03.jpg

checktheweb_0190_img_04.jpg

checktheweb_0190_img_05.jpg

checktheweb_0190_img_06.jpg

checktheweb_0190_img_07.jpg

checktheweb_0190_img_08.jpg

checktheweb_0190_img_09.jpg

ページの先頭へ

受験生の方