東京農業大学

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学生が挑む!研究紹介

江戸東京・伝統野菜の復興を活かした都市農業の可能性を探る

2012年12月7日

平成24年3月卒 食料環境経済学科 農民運動全国連合会勤務 芳賀緑

東京にみられるような都市農業は衰退の傾向にありますが、生産者と消費者を結ぶ重要な媒体であり、緑地を確保するなど重要な役割をもっています。私はこの価値を広く一般に理解してもらうため、都市農業の代表格である江戸東京の伝統野菜をツールに、その特質や復興の意義を考えることにしました。研究では復興活動に取り組む人々への聞き取り調査や、食育のテーマに地域の伝統野菜を扱う教育機関にアンケート調査を実施。さらに自ら実験栽培もおこない研究課題を深めました。検証の結果、伝統野菜の復興運動そのものが都市農業の価値を広く周知させる重要な媒体となること、また地域に密着した農産物を食育の素材に取りあげることは教育効果が見込めることを確認し、論文にまとめました。研究活動中は復興に取り組む人々の熱意と理念に接し多くのことを学ぶとともに、栽培する農家と私たち消費者の認識の差をなくしていくことが今後の課題だと感じました。

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