東京農業大学

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学生が挑む!研究紹介

国立公園の保全をめぐる産業の視点からの景観構造を考察

2013年3月18日

平成24年3月卒 造園建設工学研究室 (株)未来都市空間勤務 大貫菜々穂

国立公園は環境や生態系の保護のために国が管理していますが、その領域には古くから住宅地や農用地が含まれていることに加え、そこに展開する産業が公園内の自然や景観を破壊しているのではないかとみられてきました。しかし近年は、農林畜産業、漁業、観光業などの各産業が景観保全に一役買っているケースが増えているのです。そこで私はこの現状を検証し、国立公園周辺の産業を再評価する途を探りました。研究対象は阿蘇九重、伊勢志摩、日光の3つの国立公園です。まず各地域内の産業に関する文献調査を実施。その情報・データを基に国立公園内の保全対象と産業の関わりを整理し、産業の存在を見直す報告をまとめました。同時に対象地における産業の「景観構造」も図に示しました。以上の検討から国立公園においては、保護すべき対象に食料生産や観光資源など産業からの視点で価値を付加することで、双方ともに評価が高まるという提案をおこないました。

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