東京農業大学

メニュー

学生が挑む!研究紹介

学科の幅広い学びを通じて卒業後の目標を見い出すことができました

2015年1月23日

平成26年3月卒 地域資源利用工学研究室 花王カスタマーマーケティング(株)勤務 市川晴香

学科の幅広い学びを通じて卒業後の目標を見い出すことができました市川晴香グローバルな視点から農業を学びたい  子どもの頃から理科と地理が得意で、農産物や山の名前を覚えるのが好きでした。高校生になってからは自然と農学をベースに環境について学ぶ大学に進学したいと考えるようになりました。なかでも東京農大の生産環境工学科は、グローバルな視点から農業について勉強することができ、世界全体を学びのフィールドにしているところに魅力を感じ志望しました。ただ工学科だけに、高校時代に物理をちゃんと勉強していなかったことに多少の不安があったことも事実でした。JABEE履修コースを4年次の最後まで継続  授業は想像通り物理をベースとした科目が多かったのですが、1年次のリメディアル教育科目の基礎物理がとてもわかりやすかったおかげで、各科目の授業も不安なく理解していくことができました。学科の学びをトータルにみると、土と水についての知識を多角度から深めていくというイメージでした。印象に残った授業は1年次の気象学で、雲の種類を覚えるのに苦労しました。2年次の構造力学は物理、食品工学や地球環境保全学は化学の基礎力が大切な授業でした。また10人単位のグループで室外に出ておこなう測量実習も共同作業が楽しい時間でした。私は技術者育成コースを選択し、結局4年次までJABEEの履修カリキュラムで学びました。最後まで継続した学生は3割弱ぐらいでしたが、1年次に基礎をしっかり身につけるように心がけたことが結果的によかったのだと思います。カンボジアのボランティアが卒業研究のきっかけに  研究室活動は必修ではありませんが、学生の約9割が所属します。私も3年次になってから毎日のように研究室に通いました。最初は先輩の卒業研究を見学したり手伝ったりしながら、就職を前にして社会人マナーを養うことも研究室の目的になっていました。3年次の1月に研究室の一員としてカンボジアを訪れ、緑の国際ボランティアに参加しました。これがきっかけとなって、卒業研究は「エリ蚕繭からのセリシン抽出に関する研究」をテーマに選択。エリ蚕というカンボジアに多い蚕の繭から化粧水に近い成分のタンパク質をいかに効率的に抽出するかという内容でした。実験が進めばカンボジアの産業活性化に貢献できる可能性がありますが、私の在学中にはとても結論を出せるようなテーマではないため、先生と相談の末、後輩に託して次年度以降も研究が継続されることになりました。化粧品メーカーに就職希望だった私は、この研究をアピール材料に就職活動を実施。幸いにも4年次の6月に花王カスタマーマーケティングから内定をいただきました。入学前は卒業後の具体的な展望がなかった私ですが、学科の幅広い学びのなかから自分の方向を見い出せたことをうれしく思います。

checktheweb_0123_img_02.jpg

checktheweb_0123_img_03.jpg

checktheweb_0123_img_04.jpg

checktheweb_0123_img_05.jpg

checktheweb_0123_img_06.jpg

ページの先頭へ

受験生の方