東京農業大学

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学生が挑む!研究紹介

古米化のメカニズムを、農業試験場と共同研究

2010年10月15日

平成22年3月卒 食料資源理化学研究室 山崎製パン(株)勤務 吉岡勇樹

古米化にしたがい、米の食味は低下します。米の鮮度は、 試液を使って活性状況を見きわめるグアヤコール呈色反 応や、その酸性度を調べるpH指示薬法で調べられますが、 いずれも劣化の原因究明に役立つものではありません。 そんな中、山形県農業試験場は、貯蔵時間が長くなるほ ど紫外線照射時の蛍光強度が増すことを突き止め、これ を利用した新たな鮮度判定装置を開発しました。しかし、 なぜ蛍光強度が増すのか、あるいはその原因物質は何で、 どのようなメカニズムで生成されるのかは、まだ未解明 です。解明されれば、原因物質の生成を抑える方法や、新 たな貯蔵法の開発につながるかもしれません。山形県農 業試験場と共同で、蛍光強度の増加に関与する成分と、 その生成メカニズムの解明を目的とした研究に取り組み ました。玄米の生化学反応に由来した物質的変化の関与 が推測されます。さらに研究が進んで、よりおいしい米が、 食卓に届けられることを期待しています。

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