ホーム研究活動学生が挑む!研究紹介人と社会を繋ぐ園芸療法士の役割 人と社会を繋ぐ園芸療法士の役割 2011年8月1日 平成23年3月卒 植物介在療法学研究室 医療法人和泉会いずみ病院勤務 宍倉愛 私は、引きこもりや登校拒否など、人間関係によって生じるさまざまな問題を抱えている人たちを支援する仕事に就きたいと考え、植物介在療法学研究室に所属しました。 研究室では主に、心身に障害のある方へどのように関わり、植物を介在させるべきかを学び、精神科病院での長期実習を通し「単に植物を扱い、プログラムをおこなうだけでは療法として成り立たない」ことを知りました。 療法士には、対象となる人の個性や背景、生活していくうえで生じる問題を把握する能力が求められます。そのために、共に作業し、関係性を築くことから始めます。関係性を築くためには共に過ごす「時間」が重要ですが、この「時間」を植物の「生長する」という特徴を用いることで築きやすくなると考え、卒論の研究テーマとしました。 今春からは、沖縄県の精神科病院で園芸療法士としての第一歩を踏み出します。人と社会を繋ぐ園芸療法士の役割を担っていけるように、頑張りたいと思います。 前のページ 次のページ