東京農業大学

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学生が挑む!研究紹介

トマトを安全に栽培する、生物農薬を評価・検証

2010年10月15日

平成22年3月卒 植物病理学研究室 農林水産省植物防疫所勤務 武石浩紀

トマトを病気にさせる病原菌を、ある特定の酵母と一 緒に培養すると、病原菌の生育が抑制されることが確認 されています。もしもこの酵母が、トマトを栽培する圃場 でも同様の効果を発揮してくれれば、トマト栽培に新しい 道を開くことになります。その評価・検証が、私の卒業研 究でした。農業は、ある意味、植物栽培の妨げとなる病気 との戦いです。その戦いに勝つために、人は農薬を開発し、 病気の治療や予防に努めてきました。けれど、自然界に 存在しない物質を活用した化学農薬には、人体被害や土 壌残留といった副作用が心配され、環境問題の観点からも、 使用の抑制が求められています。私が進めた研究は、微 生物の力を活用した生物農薬の基礎研究であり、その有 効性が確認されれば、化学農薬の削減に役立ちます。ト マトを栽培しながらの検証が必要なため、今後の研究は 後輩たちに引き継ぎました。いずれ生物農薬資材として 製品化されることを期待しています。

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