東京農業大学

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学生が挑む!研究紹介

観賞植物の省力化と品質向上をめざして

2010年10月15日

平成21年3月卒 花卉園芸学研究室 カネコ種苗(株)勤務 後藤樹弥

日本は、欧米諸国に比べ、花を買う人の割合が極端に少ないそうです。いっぽうで農家の高齢化や農業の低迷といった問題の改善には、労力の省力化が不可欠です。そこで私は、植物の生長を抑制するわい化剤処理の省力化や生産性と品質の向上が期待できる技術として、近年注目されている、種子吸水処理や底面給水処理に注目。クリサンセマムとインパチエンスを用い、処理濃度と処理時間を変えて、その有効性について調べました。この研究を通して驚かされたのは、植物のもつ生命力の強さ。ヒトと一緒で植物も日々生長をし、生きているのだという実感がもてました。また、農業=百姓ではなく、農業=未来であり、農学は「農を学ぶ」のではなく、「農に学ぶ」のだということを感じさせられました。今後は、農業業界の一員として、生産者と消費者のパイプ役になり、決してなくしてはいけない「日本の農」に、深く携わっていきたいと考えています 。

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