東京農業大学

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学生が挑む!研究紹介

農作業の省力化に貢献するために

2010年10月15日

平成20年3月卒 野菜園芸学研究室 株式会社小山本家酒造勤務 松村健太

近年、キャベツを栽培する際にセル苗という小さな容器で育ててから圃場に植え替え(定植)をする農家が増えています。しかし容器が小さいと根域も小さいため、水を広範囲から吸い上げることができず、植え替えた後に水やりをしっかりしなければなりません。この作業を軽減できれば農作業の省力化につながります。そこで、キャベツの根の周りの保水性を高めるため、99%が水分であるゲルに苗を浸す方法を検証。アルギン酸の量によってゲル粘度を変えていき、ゲルを使わない場合との比較実験を行っていきました。苗作りに苦労したり、青虫に食われてしまったりと、生き物は環境によって良くも悪くもなるもの。絶対的なマニュアルはなく、前例にとらわれない柔軟な姿勢が重要だということを実感しました。今の仕事の対象であるお酒も、麹菌という生物の産物。丁寧に誠意を持って接していかないといけない点ではキャベツと同じですね。

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